LIMIT NETWORK Vol.289

 



 暑中お見舞い申し上げます。


 炎天下にも蝉の声が響きわたり夏の盛りを感じる今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。今年はまた一段と暑さが増したみたいで、これまで就寝時にはエアコンのタイマーをセットしていましたが、今年は朝方までエアコンをつけていないと途中で起きてしまうようになりました。それだけ猛暑なのか歳を取ったのか。

 先日、震度七の令和八年熊本地震が彼の地を再び襲いました。十年前を思い出し、恐怖と不安に襲われた方も多かったと思います。この度の地震でお亡くなりになられた方々に、謹んでお悔やみ申し上げます。また、被災された皆様とご家族の方々へ、心よりお見舞い申し上げます。余震が続く中、皆様の安全と、被災地の一日も早い復旧・復興を心よりお祈り申し上げます。停電の地区も多いと思います。熱中症にはくれぐれも注意してください。

 今年になって環太平洋火山帯では火山噴火があちらこちらで起こっていました。つい二十二日には十勝岳が噴火したと気象庁が発表していましたので北海道が心配でしたが、やはり地震発生は分からないものです。今回の震源地は中央構造線の端になります。日本には多くの活火山があり、環太平洋火山帯に位置していますので、いつ何時噴火しても不思議ではないと言えます。もしもの時の備えが本当に大事だと痛感します。


一、 消費者目線で考えるとは


 今月の中国地方の梅雨明けと共に一気に気温が上昇し、ようやくリミット、パンダマークのファン付きウェア「fun-fan(ファンファン)」も動き出しました。着用者のエンドユーザーに問い合わせてみると、中華料理の厨房で調理をされる方や鮮魚店の方など、店内でクーラーはあるけど、涼しい風の通らない場所で細かな作業をされている方々でした。決め手はやはり、膨らまないので作業しやすいという評価でした。

 また、木材加工業の工場から大口注文を頂いた際には、「しゃがんでの作業が多いので膨らまないこと。また、木くずがおがくずのように工場内を舞っているので防塵フィルターが取り付けられること。バッテリーを二つ常備しておいて、携帯や他のマキタ製品(掃除機など)にも使えること」などが採用理由だったそうです。他にも介護施設で次々入浴介助していた職員さんが熱中症のような症状になったため、導入に踏み切った介護施設さんもありました。

 ファン付きユニフォームというカテゴリーにもいろいろな種類の製品があり、着用者にもあらゆる職場環境があります。それに輪をかけてたくさんの職種で仕事に従事されている老若男女がいらっしゃるわけで、それぞれの職種、職場の暑さ対策に適したファン付きユニフォームがあるわけです。普段は揃えて制服など着用していない会社でも、この暑さを何とかしてくれて、作業に集中させてくれる服が欲しいのです。


二、 小さな会社が生き残る方法は


 人口が減少する成熟した社会で必要とされる会社とはどんな会社なのだろうか、と最近考えます。なぜ顧客はリミットのスモックが必要なのだろうか?という視点から考えれば、これから働く女性にどんなスモックを作っていったらよいかという消費者目線で考えることが出来ます。「働く女性の作業服 日本一」を目標に、商品開発に励み、生産する種類も増え、在庫も膨大に抱えていた時代もありました。しかし、経済が成熟した今は、人口減少、消費の個性化など、量や価格では計れない時代に突入しました。在庫を積んではならない、と言われても、リピートビジネスである作業服は在庫を積まざるを得ません。顧客の多種多様な要望に応えていたら、品番もどんどん増えていかざるを得ません。

 しかし世の中はどんどん備蓄在庫に対して厳しくなってきています。どんどん進む円安や先の見えない中東情勢のために、原材料や加工賃、人件費はどんどん高くなり、利益を確保するのも難しくなっています。小回り生産で在庫を残さず利益を出す、売り切るビジネスが求められています。

 初回四十枚から受けている別注注文は注文を受けてから作るので在庫が余りません。しかしプロパーの定番商品は今期何枚注文が入るかをズバリ当てることは無理です。となると最低限作っておいて、注文状況を見ながら追加生産するのが最適です。生産リードタイムを縮めながら多品種少量で回す。ただこの方式だと一枚当たりのコストはどうしても高くつきます。ただ、難しければ難しいほど生き残るチャンスは生まれます。

 小さいリミットがどう生き残っていくか。私たちは顧客にとって必要不可欠な存在であるのかどうか。自社の存在意義を常に問い続けなければなりません。



  二〇二六年七月三十一日
       笑顔着
       リミット株式会社
       代表取締役 有 木 宏 治




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