LIMIT NETWORK Vol.287

 


 いつもお世話になりありがとうございます。


 まだ六月だというのに真夏のような暑さの日もあれば、走り梅雨のぐずついた日もあり、梅雨入りがすぐそこまできているのを感じます。外回りの多い皆様にとりましてはお辛い時期とお察しいたしますが、天候に負けずにご活躍のことと存じます。

 この暑さで、膨らまないので太って見えないファン付きユニフォーム「fun-fan(ファンファン)」の見本が少しずつ出始めました。購入者の女性は、やはり膨らまないことが一番の決め手のだったようです。一日中着用するのではなく、ちょっとした外出時や農作業などの座り仕事の方に、膨らまないので圧迫感がないfun-fanは好評のようです。体が冷えすぎて体調を崩したくないが、汗をかきながらの作業もどうかといった方に是非お勧めください。長い夏はこれからが本番。fun-fanを着て、夏をもっと快適にお仕事しましょう。


一、 値上ラッシュと為替の膠着


 前回のネットでも書きましたが、長引く中東情勢の影響で石油由来のあらゆるモノの値段が一気に上がってきました。製品を包むOPP袋から裁断時に使うビニールシート。出荷時に商品を結束するPBバンド、織ネームや品質表示のラベル類。印刷塗料や荷物の運賃まで値上げラッシュです。日本の円安は高止まりしたままで、為替介入はただのパフォーマンスだったのでしょうか。日銀も金利を上げれば借金が増えますので身動きできない状況。人件費も毎年上昇を続けるでしょうから、モノの値段は上がり続けるしかないと思います。この膠着した状況のなか、先日、事実上封鎖のホルムズ海峡を日本のタンカーとして初めて通過した出光丸が名古屋港に到着したという記事を読み、歓喜しました。少しずつででも状況が改善してゆくことを願っております。


二、 AI活用法


 先般、金融機関が主催のAIを活用した業務改善のセミナーに出席しました。登壇されたAIソフト開発企業の業務に生かすDX戦略など、具体的な採用事例を交えながら車座での座談会もあり、あらゆる業界でAIが活用され、いろいろな業務フローが合理化する可能性を感じました。ただ、リミットではスマホなどを活用したオープンな仕様ではありませんが、弊社オリジナルで長年にわたって組み上げてきた在庫受発注システムの完成度を改めて再確認するいい機会となりました。講師をされた企業の方も、そこまでシステム化されているのなら、究極となる人間の判断業務の部分だけが残っているだけですね、と驚いておられました。

 アパレル業は種類も色もサイズも多い業界ですので、一つずつ時間を掛けてシステム化してまいりましたが、その資産が究極の少人数経営を支えてくれています。ただ製造の縫製の方は人に頼る部分が多く、なかなか自動化が進みません。これからもAI分野はさらに速度を上げ人間の生活を豊かにしてくれると信じておりますが、人が管理できない状況にまで一気に進んでゆく怖さもあります。


三、 節約が当たり前


 今月の売上は、終盤になるほど先細りで前年同月に届きませんでした。ただ心理的にはとても納得しています。例えば私が最近、食材を買いに近所のスーパーに行ったとします。陳列されている普段よく買う食材の価格が上がっています。なるべく無駄なものは買わないようレジに向かい会計をし、ここで改めて価格高騰を再認識します。魚と肉を小分けに入れようとロールポリ袋を探すのですが中東情勢の影響でありません。大・中・小のレジ袋も当然品切れ。持参のエコバックに詰めてスーパーを後にします。日々のこのような気づきが長期間続くと人は誰でも防衛本能で節約モードに入ると思います。毎日の出荷荷物も小口の追加が多く、ケース出荷は少なくなっています。毎日毎日、不足や高騰のニュースばかりだと、洗脳されて需要が減って当たり前です。

 先日の記事に、『政府や企業、個人が海外で保有する資産から、海外投資家らの対日投資などの負債を差し引いた対外純資産の残高は、七年連続で過去最高を更新した。ただ、主要国・地域別の残高は中国に抜かれ三位に後退した。二十三年末まで世界最大の純資産国だった日本は、二十四年末にドイツに抜かれたのに続き、二年連続で順位を下げた。』と出ていました。

 これも長引く円安の影響が大きいと思います。更なる円安と資材の高騰、物流費の高騰、人件費の高騰がこれからもずっと続くようだと、再度値上のお願いをしなければならないかもしれません。


  二〇二六年五月二十九日
       笑顔着
       リミット株式会社
       代表取締役 有 木 宏 治





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