2013年 3月号
一、経済回復に期待
いつもお世話になりありがとうございます。
桜の開花宣言も各地で出始めましたが、日中は黄砂の影響からか黄色く霞んだ日が多いです。季節の変わり目は何となく体調もスッキリしませんが、季節は確実に次のステージに移りました。
日本も政権が代わり、アベノミクス旋風で円安・株高が急速に進みました。しかし、ここ広島にいますと実感としての景況感は霞んだままです。広島の経済も、早く次のステージへ進んでいくことを期待しているところです。
二、「スマホde発注」にアクセスはじまる
さて、リミットは、二月売り上げが苦戦しましたが、三月後半くらいから、ようやく昨年同日対比を上回る日が増えてまいりました。先月、皆様のお手元にお配りした新カタログでご紹介させていただきました、スマホによる新しいサービスのご利用も、三月前半はアクセスが全くありませんでしたが、日を追うごとにアクセス件数が増えてきております。まだまだ月に数件で、システム管理者は不満を漏らします。振り返ってみれば、開始当時は同じような状況でスタートしたリミットのインターネット注文も、「使用していただければその簡便さや、当日出荷受付時間の延長など、有利な条件が理解していただけるのに・・・」と、当時の私自身も不満でした。しかし、今では受注の約六割がネット経由に代わっております。
新「スマホ de 発注」は、販売店・エンドユーザー両方からのアクセスが数件あり、「どこで制服を購入してよいのか分からない」といった声や、「会社が制服支給を止めたので、これからは個人で購入したいのですが」といったお話を伺いました。また、「どうしてもおたくのブランドが着たい」という嬉しい声もいただきました。職種や望んでおられる内容を吟味し、お近くの販売店をご紹介させていただき、無事納品まで完了した成功事例もできました。あらゆることが光の速さで変化しているこのご時世、ふっとエンドユーザーが制服更新のことを頭に浮かべたタイミングで、都合よくカタログ提出することは至難の業です。現代人はこれだけ情報が氾濫しているにもかかわらず、ふっと頭によぎった事柄を、その瞬間に、スマホで素早く検索しているのです。スマホは、必要な情報を、必要な時に、瞬間的に入手する方法として特化しております。
今後、日本の就業人口は減ってゆくばかり。そのことを前提条件として、今まで以上にエンドユーザーのお役にたつためには、お客様との接点を増やしてゆく以外ありません。その接点として、リミットが得意なITがどんどん進化しております。世の中の流れとともに、さらにエンドユーザーが本当に必要とする細分化した情報を、いち早く、お手軽にお届けできるよう、これからのデータ収集は、リミットの見えない資産となってゆくことでしょう。
三、政治、生産活動とも岐路の中国
生産のほうですが、今年の生産枚数は四月より中国工場で増産する計画でした。増産に当たっては工場増員で回すはずだったのですが、なかなか募集を出しても集まりません。リミットの中国工場は残業が無く、地元の既婚者を望んでいるので、残業してでも収入がほしい出稼ぎの若い女性には敬遠されます。出稼ぎの既婚者も、夫が転勤になれば一緒についてゆきますので安定しません。残業が無いので、子どもの帰宅とあわせて家に帰りたい既婚者にはうってつけなのですが、なかなか厳しいのが現状です。
中国では政治も新体制になり、いろいろな格差是正で問題は山積みです。改革スピードを求められますが、一党独裁の弊害も問題を複雑にしております。情報操作による安泰を図る政府と、真実を求める民衆。IT化が中国を大きく変化させることでしょう。一つの情報発信が、瞬く間に公のこととなり、国家が揺らぐ現在。IT化が進めば進むほど、その情報管理に細心の注意を払うよう心掛けてゆかねばなりません。
二〇一三年三月二十五日
笑顔着
リミット株式会社
代表取締役 有木宏治
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