2011年 2月号
一、UNIWARE®を載せて新年度カタログ発送
いつもお世話になりありがとうございます。
節分も立春も過ぎましたが、全国的に大雪で積雪が社会問題になっています。膨らむ春への期待を遮るかのようです。報道によると、雪深い地方では豪雪による被害も多数出ています。災害に遭われた方には心よりお見舞い申し上げます。
十四日は、ここ福山でも一日中雪が降り積もりました。大変珍しいことでした。そんな雪の降る中、リミットには二〇一一年度新カタログが入荷し、梱包して雛壇に積む作業を行ないました。翌十五日、備後一ノ宮吉備津神社の宮司をお迎えし、恒例のカタログ出陣式を無事執り行い、カタログは、全国のお客様の下へ旅立って行きました。式には、印刷会社などの関係各位が列席してくださいました。
このたびの新カタログでは、UNIWARE®(ユニウエア)ブランドが初登場しております。これは、リミットの新しいコンセプトから生まれました。自信をもってリリースするブランドです。リミット総合企画研究所は、長年にわたり、女性のシゴトとカラダを研究し続けてきました。はたらく皆様の声をカタチにこのUNIWARE®に結実したのです。今後、商品アイテムを増やして参りますので、よろしくお願いいたします。
なお、この出陣式の様子は、この『リミット通信』文末に添付しておりますQRコードとリミットホームページにてご覧いただけます。是非、アクセスしてください。
二、提案書から発注まで、WEBカタログ進化!
リミットでは、販売店の皆さまの販促活動を支援するツールを充実しました。新カタログ発刊にあわせて、リミットホームページ上で、WEBカタログの閲覧とWEB提案書の作成が可能になりました。簡単な操作で充実したリミットシステムを活用していただけます。
このWEB提案書というのは、各販売店様が戦略に基づき、それぞれのユーザー様に特化した提案書の作成が、リミットのWEB上で自由に編集できるシステムです。従来からあるWEB発注システムなども、ご使用いただいたお客様からの声を反映させて、さらに使いやすく改良を重ねております。例えばWEB発注した商品のキャンセルもWEB上から簡単にできるよう変更を加えました。
スマートフォンの爆発的な売れ行きなど見ましても、今後、情報発信は紙媒体からWEB媒体へと加速度的に変化してゆくと思います。環境保護への関心が高まり、紙媒体を溢れさせることは、時代の流れに逆行します。資源価格が高騰する中、コスト面からも見直しが求められます。この観点からも各種リミットWEBサービスをご活用していただけたらと思っております。
新カタログ十二ページには、QRコードによるアクセスで、より詳しく新商品の機能とデザインを動画にて説明しております。リミットでは今年は全面的なコンピュータシステムの変更も視野に入れ、クラウドサーバーなどの導入も検討しております。紙媒体では詳しく伝えられなかった情報を、もっと簡単に、もっと早くお客様にお伝えできるよう、リミットシステムは日々進化して参ります。
※同封している書類は、リミットWEB提案書のサンプルです。
三、デフレの正体と業界再編
今、藻谷浩介著『デフレの正体』という本を読んでおりますが、共感するところが数多くあります。例えば、ついこの間の二〇〇二年から二〇〇七年まで輸出主導の戦後最長の好景気が続きました。しかし、私の実感として、この間の経済は、むしろ悪くなったような印象を持っています。なぜ、いざなぎ景気やバブル景気のような豊かさを実感できなかったのか?そういった矛盾に統計を通して的確かつ、分かり安く解説している名著だと思います。
「景気は人口の波で動く」というのがこの本の副題です。一九九七年を境に、日本は現役世代の減少と高齢者の激増期に入っていて、この傾向は、今後ますます加速するというのです。つまり我々作業服業界にとっては重大な転換期を迎えています。それでなくても大企業を中心とする製造業は海外に生産拠点を移行し始めております。日本国内で作業服を着る人がどんどんいなくなっているのが現実です。技術革新、年金、医療福祉など、推測される将来の問題に対して不安が蔓延しているのはこういった背景からでしょうか?今後、繊維業界も鉄鋼業界の大合併のように再編が加速していくと思います。
四、リミットの歩むべき道
現在も伸びている女性の就業者をさらに増やしてゆけば、世帯あたりの所得は増えます。現役世代の専業主婦の四割が働くだけで、団塊の世代の退職は補えます。そのため日本経済界、企業社会はもっと真剣に女性の参加を促進する必要があります。育児休業後の職場復帰についての安心感を確立する、あるいは退職女性の再就職をもっと容易にする制度改革などが必要だと思います。
リミットははたらく女性に特化したユニフォームメーカーです。しかもこれからの多品種少量生産にいち早く着手し、システムを完成させ、一枚からでも出荷できる体制を確立しております。中国の工場にも従業員が戻って参りました。これからも、はたらく女性を応援し、将来の日本の構造にマッチした組織作りにどんどん変革させてゆきます。
リミットはどうすればよいのか?道はおのずから明らかです。
※二〇一一年度カタログ出陣式(別窓でYouTubeへ)
二〇一一年二月二十五日
笑顔着
リミット株式会社
代表取締役 有木宏治
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