2008年 7月号
一、感じるフォローの風
いつもお世話になり、ありがとうございます。
毎日暑い日が続くなかリミットに代わり営業してくださる皆様には本当に感謝しております。皆様のためにもより良い製品開発に全力を挙げるよう、社内で檄を飛ばす毎日です。さて七月も終わりに近づきましたが、六月に続き昨対売上はクリアできそうです。
先月号でも書きましたが、新規大口のご注文が頂けたのが好成績の要因です。在庫のある定番は大口が出ず追加のみで、新商品など未来商品が予想外に大口で動いた事実は、女性ものは男性のそれとは違った決まり方をしているのかもしれません。日本経済も業界も大変厳しい状況にありますが、未来商品が多少なりとも大口で動き始めたということは、リミットにとってはフォローの風の前触れではないかと感じております。
二、ユニフォームと真のエコロジー
最近、新聞や雑誌などで、「地球・環境」の文字を見ない日はありません。それだけ緊急を要するテーマなのでしょう。内容も広範囲で具体的になってきたように感じます。
真のエコロジーとはどういうものか?先日業界新聞に「ユニフォームはもともと一般衣料に比べるとエコロジーであり、何度も洗濯を繰り返し同じものを着用する地球に優しい服である」といった内容の記事が出ていました。これには私も同感です。着用期間が長ければ長いほど原材料やコストも節約できますし、まさにそれが作業服の王道だと思います。また「何度も母親に破れたグローブを継ぎ接ぎしてもらい、そのグローブを大事に使う、母親の手はまさにエコロジーの鏡だ」といった広告をどこかで見ました。これも環境に優しいもったいないという精神文化だと思います。継ぎ接ぎだらけの服を着て街に出てもちっとも恥ずかしくない社会、それが真のエコロジー社会ではないかと考えます。
話は変わりますが、リミットでは「L‐5200」という廃番になって十五年も経つ商品を未だに大事に着用し、長い間ご愛顧いただいているお客様がいらっしゃいます。メーカーとして息の長い製品を生み出したことは嬉しい限りです。カタログからは消えても、この製品を受注した時は、生地のある限りご要望に応え続けるという方針に間違はなかったと思えるのです。
真のエコロジーを追求していけば、必ず不便さや不利益も享受しなければならないと私は考えます。便利で快適で日々変化する現代社会から抜け出して立ち止まって静観したとき、先人たちの残した古きよきものが見えてまいりました。b×c(ビー・バイ・シー)はそんな考えからスタートしたブランドです。リミットが考えるエコロジーとは何かを模索し、来年のカタログで発表を目指したいと思っています。
三、知ればもっと得の取引条件
先月号でも書きましたが、現在リミットお客様サービスセンターではこの閑散期を利用し、できるだけ多くの販売店の声を聞かせていただき、今後のウェブやソリューション提供に活かせればと日々活動しております。
ところでリミットでは新規のお客様には必ず取引条件をお読み頂き、ご了解して頂いてはじめて取引を行っております。それでも多くの方に正確なご理解を頂いていないことがあります。例えば、毎日在庫問い合わせや、担当の確認などの電話が後を絶ちません。また、値引きに関しましても誤解されている場合が多いことが分かりました。金利・運賃値引きや見本についてなど、知っていると得をする多数ある条件項目があまり知られていません。紙面上詳しくは書けませんので、リミットホームページの「代理店の方へ」というメニューの中から入っていただくと、取引条件がわかりやすく記載されていますので是非ご覧下さい。
在庫問い合わせでリミットへの電話代も積もり積もればバカにならないコストです。リミットはもともと電話による注文は受けておりません。また販売店ごとの担当者も置いておりません。インターネットによる全国一律のサービス充実に力を注いでおります。特に今月は販売店様用のページ開発に力を入れております。新たに運送便の追跡サービスを加え、エンドユーザーにもご提供できる制服に関する話題も集め、ITによるソリューションサービスに力を注いでいこうと思っております。開発コストはかかりますが、皆様からは直接見えないサービスの積み重ねが、将来目に見えるサービスに変化していくことを実感してもらえることと確信しております。
来期カタログ作成もこれから本格稼動していきますが、エンドユーザーに製品価値をもっと訴求できる新しいカタログ提案を実現したいと思っております。ご期待ください。
二〇〇八年七月二十五日
笑顔着
リミット株式会社
代表取締役 有 木 宏 治
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