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LIMIT NETWORK Vol.253

  いつもお世話になりありがとうございます。  風薫るリミット研修センターの庭園では桜が散り、今は藤棚とツツジが満開となり、ようやくサツキが花をつけ始め、虫どもが集まり賑やかになってまいりました。  五月の連休もようやく行楽地にたくさんの人出が見込まれているようで、景色が移ろい少しずつ行動変容が明らかになってまいりました。はやくも夏への期待感に胸をふくらませるこのごろです。 一、 築城四〇〇年の先へ  昨年四月のリミット通信に、福山市のシンボルである福山城の築城四百年にあたり、「城のあるまち福のまち」と題したさまざまな記念行事が計画されている話題を書きました。実際、福山市では二〇一七年度から百八十の事業が行われ、七十五万人を超える方々にご参加・ご来場いただきました。そして先週末の二日間、福山通運ローズスタジアムで開催されたアイドルコンサート「ももクロ 春の一大事in福山」をもって、いよいよ千秋楽となりました。全国から三万人のモノノフの皆様が来福されたそうで、コロナ禍以降、久しぶりに福山駅を中心に大通りや商店街に人々があふれる光景を目にしました。コロナ前には完全に戻らないかもしれませんが、戻る部分と新たに始まった部分が混合し、変革の原動力になればよいと思います。 二、 すべては自己責任  今月は昨年とは打って変わって一昨年並みまで販売が落ちました。昨年同月は大口があり二割越えだったのですが、元の木阿弥です。ただ、現在の景況感では仕方ないと思っております。コロナ禍が落ち着きつつあると言っても、ウクライナ戦争の影響が大きくなっているような気がします。また、円安は資材関係の価格高騰の要因になっていますし、電気料金の値上げは工場や店舗系ビジネスに多大な影響を与えており、それが企業収益の足を引っ張っている状況です。この状況下で作業服を購入する余裕はありません。  このように経済環境などの外的要因は、リミットではどうすることもできません。原発を動かせばいいとか、自然エネルギーをもっと活用しようといっても、すぐにどうにかできることではありません。残念ながら私たちは、そういった環境を受け止めるしかない。そうであるならば、経営者ができることは円安や電気代の高騰を嘆くことではなく、それを前提条件としてあらゆる方法を模索してゆくしかありません。  欧米ではステイホームをきっかけとし...