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2009年 7月号

  一、祈る思いで  いつもお世話になりありがとうございます。  先日の皆既日食、皆様はご覧になりましたでしょうか。私は、部分日食を広島の地で観察することができました。薄曇でしたが、直接肉眼で欠けていく太陽が見えました。わたくし自身初めての体験だったので、あたりが暗くなっていく様には驚きました。  日食は、中国では不吉な兆候と信じられていた時期があったということです。また、民族によっては吉兆だそうです。私の場合は後者、すなわち現状打破の転機になってくれればと祈る思いで眺めていました。    二、幅広い情報開示にご期待を  夏物商戦が終盤に近づきました。七月に入り、リミットでは小口の受注件数が増加しています。そのためか、やっと売上減も小幅になってきました。  今年夏物の総括としては、大口注文がすくなく、結果的に定番商品が在庫として残りました。秋冬シーズンに向けて、もう一段突っ込んだ減産計画の変更が必要だと考えております。生産コストを吟味し、生産拠点も含めゼロからの見直しを検討しています。幸いリミットには自社国内工場が二箇所あります。これを有効に使うと在庫を落としながら、正確な納期を出すことができます。  現在のような状況になれば、どのアパレル企業も海外入荷を抑え、在庫圧縮に奔走します。しかし、それが本当に重要なことではありません。一番大事なことは正確な在庫情報をお客様に開示し、切れた商品をいち早く生産し、代理店やエンドユーザーにご迷惑をかけないことです。  その限界(リミット)はどこか? そこをとことん追及した集大成がリミットホームページの存在です(www.limit.co.jp)。ご提供している情報は、一枚の狂いもない在庫情報から動画展示会、商品企画情報まで幅広くご提供しております。是非ご活用ください。  三、求められている原点回帰  さて世界に目を向けますと、デフレと失業がますます広がっています。オイルや穀物はまた値上がりに転じ、実際は川上インフレ、川下デフレです。日本では消費者物価指数も企業物価指数も下落の一途で、低価格戦略をとった企業も苦戦をしております。百貨店売上も低迷続きで、特に衣料部門の落ち込みが目を引きます。失業率も上昇を続け、新卒採用も厳しい状況が続いています。このような危険な景況感...