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2009年 4月号

   一、市場環境激変への危機感  いつもお世話になりありがとうございます。  春夏物の繁忙期を迎えましたが、受注件数、客単価ともに勢いを感じません。四月前半は低調に推移し、広島でも気温が二十度を超え暑くなり始めた四月の後半には若干動きが出始めました。しかし、明確な商品の動きを実感できるような実体経済の回復にはまだまだ時間がかかると思われます。  リミットは多品種少量のクイック生産で、不況期には強い生産体制ですが、現在の事態が続くと、クイック生産が当たり前の状態になると思います。このたびの不況を迎える数年前から繊維衣料関係業界の市場は縮小し始めていました。そこに到来したこのたびの大不況は、更に大きな力で市場環境を激変させる可能性があります。  リミットもここで今までのやり方をもう一度見直し、時代に適応した構造改革を図らねば、十年、二十年先が無いと危機感をもっております。成功事例そのものを見直すことが必要なのです。  二、更に潜在能力の活用で皆さまに貢献  現在のリミットの体制をもう一度見直したとき、生産やシステムに問題があるわけではなく、その潜在能力とパフォーマンスをフルに活用していないことが問題なのだと気が付きました。五年前より挑戦したブラックフォーマルの「リフィン」は、年を経るごとにその企画生産能力や販売管理能力は向上しております。時代にあった受注生産体制も確立し、そのレベル向上に力を注いでゆけば更なる発展を確信できます。  しかし一方、従来の作業服分野では、新しい職種対象の商品企画挑戦は、ある程度生産枚数が固まらなければメリットがでません。海外生産ではよりロットを多くすることがメリットとなり、多品種少量生産を生かすこともできません。そこで販売システムの変更を決断しました。小口注文の強いリミットというイメージは皆様にも浸透しておりますが、大口注文に対しても皆様のご期待に沿えるよう枚数値引きの率を改定することにしました。  リミットの販売単価は高い、と感じておられる販売店の皆様がまだまだ多いと感じております。しかし賢い販売店の皆様は、弊社の値引きシステムである金利値引きと運賃値引きを計算し、最大限メリットのある発注をされていますのでけっして販売単価が高い訳ではないとおっしゃいます。昨今の市場環境を考えますと、継続して...